アラカンがROCK IN JAPAN FESTIVALを20年ぶりに体験

ライブ

ROCK IN JAPAN FESTIVALは、20年前に比べて大幅に改善されており、アラカン世代(還暦前後)でも快適に楽しめるフェスになっていました。アクセスの良さ、充実した飲食ブースや休憩所、抽選による前方エリア入場制度、ステージ構成の工夫などにより、無理なく音楽を満喫できます。

20年前のフェスと比較

前回参加の2005年のひたちなかでのフェスでは、サザンオールスターズ、坂本龍一、奥田民生、ASIAN KUNG-FU GENERATION、エレファントカシマシ、サンボマスターなど豪華な出演者でした。当時の年齢であれば体力的に楽しめましたが、20年経ちアラカンになった今では、あの距離、暑さ、待ち時間は厳しいと思い、もう行くことはないかとあきらめていました。

しかし、蘇我への移転や9月開催、家族の好きなアーティストも出演することがあるため、思い切って家族で参加してみると、改善された会場や運営と、事前の準備のおかげで、アラカンでも十分楽しめたと感じました。

アクセスと行きの快適さ

藤沢から蘇我まで東海道線と総武線のグリーン車を利用。快適かつコスパ抜群。グリーン券は1枚でOKで、JRE POINT利用で実質400円。総武線グリーン車には各座席にコンセントがあり、移動中も安心でした。

会場への移動

蘇我駅から入場までは、コンビニへの立ち寄り込みで30分程度。チケットチェック付近では迂回ルートを歩かされる場面もあり、それなりの時間はかかりましたが、誘導もしっかりしており、ストレスはあまり無かったです。

食事と休憩所

飲食の出店が豊富で休憩所も十分。隣のフクアリ(フクダ電子アリーナ)が解放されており、雨や混雑時も対応可能。Jリーグサポーターおなじみの喜作のソーセージも出店しており感動。再入場も可能で、節約派にも便利です。

前方エリア入場券

今回、初めて体験したのが抽選による前方エリア入場制度。今回は「きたにたつや」と「すりい」に当選しました。長時間待たずに特等席で観られるのは、アラカンには非常にありがたい制度です。しかも無料なのも魅力。

ディズニーやUSJなど世の中が課金者優先にシフトしている中、ROCK IN JAPAN FESTIVALは参加者すべてに公平で楽しめる場を提供しており、その運営姿勢には称賛しかありません

ステージ構成と観覧の工夫

20年前のひたちなかは、大ステージと小ステージの2つだけで、移動距離が長く大変でした。さらに、大ステージで続けて観たい場合は、機材の入れ替えの間に長時間立ち続けなければならず、体力的に厳しい環境でした。

しかし今回のフェスは、大ステージ2か所と小ステージ2か所の計4ステージ構成。それぞれが近接して配置されているため移動が楽です。さらに、お目当てのアーティストの待ち時間に別のステージを観られる仕組みになっており、例えばAステージが終わると、すぐ近くのBステージで次の演奏が始まるといった効率的な流れになっています。

待ち時間が少なく、テンポよく音楽を楽しめるのは大きな進化でした。

帰りのアクセスとヘッドライナー

フェスの終盤、ヘッドライナーのMrs. GREEN APPLEを出口付近で観覧。終演10分前に少しずつシャトルバス乗り場へ移動しました。バス乗り場まで一直線なので、バスへ向かう間も後ろで演奏を楽しむことができ、最後の「ケセラセラ」が終わるタイミングでバス停に到着。ほぼ待ち時間なしでスムーズに乗車できました。

シャトルバスで約20分後に千葉駅到着。千葉駅は電車の選択肢が多く、バスの移動中にえきねっとで成田エクスプレスを予約し、座って快適に帰宅できました。この流れにより、フェスの余韻を損なわず、最後まで安心して楽しめました。

持っていって良かった持ち物

  • モバイル扇風機:暑さ対策に必須
  • 大判ウェットティッシュ:食事や汗拭きに便利
  • 帽子:日差し避けに必須
  • 水筒:冷たい飲み物を確保し水分補給
  • レジャーシート:休憩や荷物置きに便利

まとめ

20年前は若さでなんとか楽しめたROCK IN JAPAN FESTIVAL。
「もう無理だ」と思っていたアラカン世代の自分が、再び参加して大いに楽しめたことは大きな驚きと喜びでした。

年齢を理由にあきらめる必要はない」と実感できたフェス体験。
改善された環境と工夫次第で、アラカンでも十分楽しめるROCK IN JAPAN FESTIVALでした。

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